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健康住宅について その1

 今回は健康住宅について、少しお話をさせて頂きたいと思いますが、一言ではいいつくせないテーマなので、何回かに分けてお伝えしたいと思います。

 まず始めに人間自身が自然の一部であるということを考えると、住まいに使う材料も自然の物が一番ですね。特に幼児や高齢者など所謂住まいの中で一番多くの時間を過ごす人たちにとっては健康的な環境で暮らすことが大事になってきます。

 また、材料だけでなく自然の恵みを十分に活かすことも大切な要素です。例えば太陽の光に関して言えば、可視光線と紫外線、赤外線の3種類があります。可視光線は物が見える明るさをつくり出し、紫外線は細菌などの殺菌作用や丈夫な骨を作るビタミンDを含み、赤外線は暖かさをもたらしてくれます。

 また、当たり前のことですが、新鮮な空気(酸素)は血液中に溶け込み、全ての動物の生命活動に無くてはなりません。こうした自然の恵みを住まいの中に上手に取り込むことで、健康で快活(快適)な生活を送ることができると思います。ですから住まいの計画においては前述の自然の恵みや素材をどのように取り入れたらいいかを考える必要がありますし、そうすべきだと思っています。「東京では隣の家との間が狭くて太陽の光や風通しがなかなか取り込めないよ」とおっしゃる方もいるかと思いますが、そこはお互いに知恵を出し合い、よりよい方法を考えていきましょう。  

代表:草野

その2に続く・・・